About

株式会社ソラッドの社名は「大空と大地」を意味します。
弊社は、国土交通省が推進する「i-Construction」の取り組みに準拠し、
ドローンによる空中撮影測量で得られた
詳細な地形データを基に立体的な3D設計データを作成。
それらを天空の衛星測位システムと組み合わせて
地上の建設機械をコントロールする「ICT施工」の
小規模土木工事への活用にチャレンジしています。

Our Efforts

昨今の異常気象による大雨・洪水・土砂崩れや、頻発する地震・津波などの災害に備えて、安全・安心な街づくりを進めるために建設業、中でも土木工事業の果たす役割が非常に大きいことは疑いのないところです。

しかし、産業構造の変化や近年急速に進む少子高齢化などにより、かねてから3K(キツイ・キタナイ・キケン)職種と揶揄されてきた土木工事業からの若者離れが進むと共に、建設機械を自在に操ることのできる技能習熟者の高齢化など、業界全体としての人材不足が深刻化してきていることは否めません。

建設業界の現状と弊社の取り組み

こうした現況に対処するため、弊社はこれまでIT導入による各種業務の効率化・省力化を図ると共に若手技能者の育成に力を入れて少数精鋭による施工班体制づくり推進し、安全で正確かつ迅速な工事の施工を目指して参りました。

そして、これらの取り組みを更に一歩進めて、国土交通省が推進する「i-Construction」プロジェクトに準拠し、ドローンやレーザースキャナ等による3次元測量やコンピュータ制御された半自動の建設機械等を活用した「ICT施工」など、様々な技術を駆使した施工技術と体制の確立にチャレンジしています。

建設業界の現状と弊社の取り組み

About i-Construction

i-Construction 3つの柱

  • 1

    ICT技術の全面的な活用

  • 2

    規格の標準化(コンクリート工)

  • 3

    施工時期の平準化

i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、国土交通省が建設業界の生産性向上に向けて推進するプロジェクトの一つで、その中核は建設工事における測量から設計や施工計画、施工、検査、維持管理まで、すべてのプロセスにおいて「CIM(Construction Information Modeling / Management)と呼ばれる3次元データモデルを活用した「ICT施工」を導入し、これによって建設生産システム全体の生産性向上を目指そうという取り組みです。

Overview of ICT construction

ICT施工は、建設現場における生産性の向上や品質の確保を図ることを目的としたシステムです。
弊社は、測量・設計及び施工計画・施工・検査・維持管理等のそれぞれの工程において
視覚的に分かりやすく統一された3次元立体図面をベースとして、
これに「ICT(情報通信技術)」を活用することにより、工事の安全性と生産性の向上を目指しています。

弊社におけるICT施工の具体的な工程は以下のとおりです。

  • 1

    ドローン、レーザースキャナー、トータルステーションなど、様々な測量機器を用いて行う「3次元測量」。

  • 2

    3次元測量によって得られた大量のデータ(点群データ)を基に、3次元の立体地形図面データを作成。

  • 3

    3次元立体地形図面のデータに合わせて土木構造物の3次元設計図面を作成。

  • 4

    3次元設計図面のデータを基にした施工計画書を作成。

  • 5

    施工計画に基づいて施工する「ICT対応建設機械」用のオペレーションデータを作成。

  • 6

    ICT対応建設機械を用いて衛星位置情報システム(GNSS)とコンピュータの自動制御(マシンコントロール・マシンガイダンス)で行う地上の工事。

  • 7

    建設した土木構造物を空中からドローンで再撮影し、設計図面との差異を比較調査する3次元進捗管理及び出来形管理。

  • 8

    工事に関するすべての書類の電子提出。